指の関節の痛みの原因と対処法

関節痛の原因と、腱鞘炎の詳細について

指の関節痛として考えられる、最後の原因について説明します。★細菌感染=指の関節の小さなキズから細菌などのばい菌が入って細菌感染することにより、関節の痛みを発症することがあります。

 

細菌感染の場合、関節の痛みのほかに熱をもったり赤くはれて膿が出る場合も。また、年配になってからゴルフなど指を強く握るスポーツを始めると、指の関節痛になりやすく、利き手の親指・中指・薬指に痛みが出ることもままあります。放置しておくと進行するため、早期の治療が必要です。

 

最初に挙げた腱鞘炎についてさらに詳しくいうと、腱鞘炎の“腱”とは筋肉で関節を動かしていますが、筋肉の力を四肢の先端に伝えるひも状の器官です。その腱は“腱鞘”というトンネルの中を通っていて、腱鞘炎とは腱と腱鞘のあいだに起こる炎症のことなのです。

 

一般的に呼ばれる腱鞘炎は“狭窄性腱鞘炎”をさします。腱鞘炎になると「ばね指(弾発指)」=手指の屈筋腱に起こる、「デケルバン(ドケルバン)氏病」=手首の親指側に起こる、などを引きおこします。

 

ばね指の腱鞘炎は、手指の使いすぎによる腱と腱鞘の間の機械的な摩擦による炎症です。症例としては作家、家事をする主婦、楽器の演奏家、ウェートレスなど、毎日同じ関節に負荷かかかる職業が多いですね。